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【豆知識】クリスマスツリーの飾りの意味や海外の飾りについてご紹介

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クリスマスツリーに飾るオーナメントを選ぶのは楽しいですよね。
キリスト教徒の少ない日本では、インテリアのイメージや好みのカラーで飾りを選ぶ方が多いと思います。
今でこそ様々な種類から選べるオーナメントですが、元々はモチーフに込められている願いや由来があるって知っていますか?
ここでは定番のクリスマスオーナメントの由来や意味、海外で人気のクリスマスツリーの飾りや特徴的な装飾、今日本で人気のモチーフなどをご紹介していきます。

Q1. クリスマスツリーに飾りを飾るようになったのはいつから?

A1. ツリーが初めて飾られたのは、1419年ドイツ・フライブルク。
クリスマスツリーが初めて飾られたのは、1419年ドイツ・フライブルクで、パン職人が病院に飾ったのが記録に残されている最初です。
その時に飾られたのは、リンゴ、白いキャンディケイン、星、ハート、花の形をしたペストリーで作られたものでした。

その後ドイツLaushaのハンス・グライナー氏により、ツリーに吊るすことのできるガラスのオーナメントが作られるようになりました。
ガラスオーナメントはドイツで広まり、1840年代に英国のヴィクトリア女王がドイツ製のガラスオーナメントで装飾したクリスマスツリーの写真が
ロンドンの新聞に掲載されると、ヨーロッパ全土にも広まりました。

1880年代にはアメリカ人起業家ウールワース氏がドイツからガラスオーナメントを輸入し、それが全米で販売されるようになると、
他の多くの店でもクリスマスの装飾品が売られるようになり、現在の様な飾りが一般的になりました。

Q2. クリスマスツリーに人工の木(アーティフィシャルツリー)が使われるようになったのはいつから?

A2. 人工のクリスマスツリーが作られたのもドイツが始まり。
生木のもみの木や常緑樹に代わり、人工のクリスマスツリーが作られたのもドイツでした。
森林の乱伐への対策のひとつとして、ガチョウの羽毛を緑色に染めたものを葉に見立てて作られました。

1880年代にはその人工ツリーが人気となり、アメリカでも普及しました。
その後も動物の毛を使用したブラシ製のツリーやアルミ製のツリーなどが生産されましたが、現代では塩化ビニール(PVC)製のツリーが一般的となりました。

そして最近では、よりリアルさを追求したポリエチレン製のツリーが人気となっています。

Q3. 定番のクリスマスツリーの飾りは?意味はある?

A3:【1】ボールオーナメント(リンゴ)
旧約聖書の一節において、アダムとイヴが食べた知恵の樹の実「禁断の果実」をリンゴとする解釈が広く一般化し、
クリスマスツリーの飾りの定番となっています。

中世ヨーロッパの降誕祭において行われた舞台劇では、この知恵の樹としてリンゴの代わりにもみの木が使用され、
それがクリスマスツリーとしてもみの木が普及した由来とも言われています。

現在ではリンゴを模したボール型の飾りが、ガラスオーナメントの普及とともに
ガラスボールとして最もポピュラーな飾りとなっています。

A3:【2】キャンディケイン(杖)
15世紀初期にフランスの僧侶が初めて作ったキャンディケインを、
ドイツのケルン大聖堂にて羊飼いの杖の形にして子供たちに配ったのが始まりとされています。

今では定番の赤と白の縞模様になったのは、後の1900年代です。

A3:【3】星
東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせベツレヘムに導いた「ベツレヘムの星」が由来とされています。

A3:【4】靴下
サンタクロースのモデルとされる「ミラのニコラオス」が、真夜中に貧しい家庭を訪れ、
窓から投げ入れた金貨が暖炉に下げられていた靴下の中に入ったという伝説に由来し、
クリスマスプレゼントを靴下に入れる習慣が生まれたと言われています。

A3:【5】花
ヨーロッパでは薔薇や紫陽花やピオニーなど、丸みのある花を飾ったクリスマスツリーがよく見られます。
日本で定番のポインセチアは、メキシコでクリスマスに大切にされている花で、それがアメリカに伝わったものです。

A3:【6】鳥
欧米のクリスマスツリーには、鳩やクジャクやフクロウなどの鳥の飾りがよく見られます。
鳩(キジバト)は平和や友愛の象徴、クジャクは復活の象徴と考えられています。

A3:【7】電飾
元々はクリスマスツリーに火を灯したろうそくを飾っていましたが、
現在では電球を連結させたイルミネーションライトを飾るのが一般的です。

A3:【8】スノーフレーク・雪結晶
現在ではボールオーナメントに次いで最もポピュラーな飾りの一つがスノーフレークです。
北半球の国々では冬にクリスマスを迎えるので一般的となっていて、星やハートに比べエレガントな印象になります。

Q4. ツリートップ(ツリートッパー)とは何?

A4:クリスマスツリーの一番上に飾るものをツリートップと言います。
日本では一般的に星のデザインが人気ですが、ヨーロッパでは星の他にフィニアル(尖塔型)、天使、サンタクロース人形などが飾られます。

星を飾るのは、東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせベツレヘムに導いた「ベツレヘムの星」が由来とされています。
八芒星(オクタグラム)の形のツリートップもあります。
天使を飾るのは、羊飼いにイエス・キリストの降誕を告げたという福音書の一説に由来します。

クリスマスにツリーを飾る習慣は元々キリスト教とは無関係なため、現在ではツリートップを飾らない装飾も一般的です。

Q5. 海外の特徴的なクリスマスツリーの飾りは?

A5. 【1】ポーランド
ポーランドはガラスオーナメントの生産が盛んです。繊細なペイントが施された吹きガラスのオーナメントが世界中で人気を集めています。
伝統的なクリスマスツリーでは、ペイントした卵を飾ることもあります。

A5. 【2】メキシコ
メキシコではメキシコ原産の花であるポインセチアが飾られます。
古くは新たな生命のシンボルとされ、現代の言い伝えでは、子供が幼子イエスへと花を捧げることができるように、
奇跡によって草から美しい花に変わったとされています。

A5. 【3】インドネシア
キリスト教徒の多いインドネシアでもクリスマスのお祝いが盛んにおこなわれます。
多くのキリスト教徒の村があるバリ島では、ニワトリの羽から作られるクリスマスツリーがあります。

A5. 【4】北欧
北欧の国々では、藁や木などの自然素材で作られたオーナメントが多くみられます。
北欧ではクリスマスを「ユール」と呼び、ユール・ニッセやユール・トムテなどの妖精がプレゼントをくれたり良いことをもたらしてくれると言われています。
サンタクロースではなくこのニッセやトムテを飾ることが多いです。
また北欧神話に登場する2頭のヤギ「ユール・ゴート」も飾られます。

A5. 【5】南半球
南半球の国々では、クリスマスを真夏に迎えます。
ハワイでは水着やアロハシャツを着たサンタクロースが登場します。
オーストラリアやニュージーランドでは、欧米と同じ様に様々な装飾がなされますが、もみの木のような針葉樹はないため人工樹が一般的です。
また、クリスマスの時期に花を咲かせる木がクリスマスツリーと呼ばれます。

Q6. 日本で人気のクリスマスツリーの飾りは?

クリスマスに宗教的な意味合いを求める人の少ない日本では、インテリアのイメージに合わせ、
欧米のクリスマスのトレンドを取り入れた様々なタイプのデコレーションが楽しまれています。

ヨーロッパ風のクラシカルで華やかな装飾をしたい方には、レースを使用したバレリーナやラグジュアリな印象のシャンデリアなどが人気です。
かわいいイメージのツリーを飾りたい方には、動物やテディベアなどが選ばれています。
トラディショナルな雰囲気で飾りたい方には、トナカイやくるみ割り人形が人気です。

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