Christmas|Interior|Tableware|Brand|Style

2020/06/24

Blog

【スタッフブログ】Madonna~聖母マリア~

こんにちは 、スタッフSです。

母の日は大分前に過ぎてしまいましたが、母と言えば「聖母マリア」を連想しませんか?

今回は母と子、聖母子像のことについて書きたいと思います。


聖母子像は、聖母マリアと幼子イエス・キリストを共に描いた図像のことを指し、

数多の画家の作品が世界中の美術館に所蔵されています。




聖母子の作品で有名な画家といえば、だれを思い浮かべますか?

フィリッポ・リッピ?サンドロ・ボッティチェリ?レオナルド・ダ・ヴィンチ?

やはり聖母子といえば、ラファエロ・サンティではないでしょうか。

ラファエロ・サンティは盛期ルネサンスの代表するイタリアの画家であり建築家です。

37歳という短い生涯の間に120点を超える作品を残し、

その中でも聖母子作品を数多く残したことから「聖母子の画家」とも呼ばれています。

今回は、フィレンツェにあるパラティーナ美術館に所蔵されている有名な2作品を紹介します。


「大公の聖母 Madonna del Granduca」


神聖なる聖母マリア

暗闇の中に浮かび上がるように描かれた聖母マリアと幼子イエス・キリストが印象的な作品です。

レオナルド・ダ・ヴィンチのスフマート技法が用いられ彼の影響を強く受けていることがうかがえます。

やさしく、情愛に満ちた眼差しの聖母マリア。幼子ながらその瞳には人々を導く先導者としての才覚の一片を覗かせているイエス・キリスト。

この作品の由来はトスカーナ大公であったハプスブルク家のフェルディナント3世が所蔵し、公務で出向する際は勿論、私的な旅行のときでさえ、

片時も手放すことはなかったというほど、この作品を賞賛していたことから、このように呼ばれるようになったといわれています。


「小椅子の聖母 Madonna della Seggiola」


愛しき我が子を抱く聖母マリア

聖母マリアと幼子イエス・キリストのやさしい眼差しが、観る人を惹きつけてやまない、

ラファエロによる聖母子の中で最も人気が高い作品です。

聖母マリアと幼子イエス・キリストの光輪、少年の姿をした聖ヨハネが描かれていなければ

どこにでもいる母と子の肖像のようです。

伝説によれば、ローマの路地を歩いていたラファエロが、仲睦まじい母親と二人の子供を見かけ、

思わず側にあったワイン樽の蓋に即興で絵を描きあげ、後に聖母子画「小椅子の聖母」となったといわれています。

深い愛情が表現された聖母子像。

人間味あふれるこの作品に私も心を奪われました。


さて、ハルモニアの人気商品のマリア像が再入荷しております。

気になる方はお早めにご購入をおススメします☺

おうちにやさしいお顔をしたマリア様を飾ると心が安らぎ、癒しがもたらされると思います!!!